スピリチュアルな話

ドラッグみたいな音楽ないかしら、と思ってgoogle先生に尋ねてみる。
心理学用語で変性意識状態と呼ばれるものがあるらしい。いわゆる『悟り』とかそういう感じらしい。日常からも睡眠状態からも遠ざかった、人間が到達できる究極の快楽。連れて行ってくれるのはお酒かしら、恋愛かしら、ダンスかしら、音楽かしら、セックスかしら、それとも薬に頼らないと辿り着けないのかしら。
奇しくも今読み進めている「ソフィーの世界」はちょうど新プラトン学派の話です。私たちが日常触れることができる感覚世界の裏側にイデア界と呼ばれる永久不変の世界のひな形がある、と真っ二つに世界を分けてしまったプラトンさんの考え。それを踏襲しつつ、イデアに到達して「一者」いわゆる神との融合を図ったプロティノスさんが、新プラトン学派の創始者
プラトンさんは、感覚世界からイデア界への憧れの気持ちを「エロス」と言いました。万物すべてのオリジナルを知りたい・理解したいという感情。もっといえば、自分自身へ向けられた、恋い焦がれる思い。
昔の人も同じこと考えてたんだなぁ、って感じです。方法は様々あれど、トリップする先は結局自分自身の中なのだから。
というわけで、人間は一生を終えるまで自分自身から離れることはできません。死んだらどうなるのかな。魂が離れて分裂して原子に戻ると言ったのはデモクリトスさんだったっけ。私は死後の世界はないと思います。