ささくれだつ

はあ ゆっくりと とりとめ の ない ぶんしょうをかきつづり 、きこえない こえ は、きれいな ままに ことば と ことば の間隙にある はね が もがれて はい になる 、その道程で たそがれの こころを だれに伝えれば よいのでしょう 。赦し 許し ゆらいで 揺りかごが 弛む ゆめ の、梟が鳴く森の中で私は独り首を吊った、小屋の中から罵声が響いて「ほっと、息がつけるのです」
どのみち わたし は、崩れて 。木くずの香りの中で 。感覚と かんかく 理性でもって 破壊する 空がつかの間 くろくなって くらくなって 、     プラスチック      1.2.3.4.5.6.7.8.9.2.1.4.は、だれかの誕生日だった気がしてならない 。ことばが うまれる その瞬間 に、気象の 希少の 気性の 粗かったね それは、とても、粗かったね 。そんな気がして、そんな 「おめでとう、きみは生まれ損ないました」 そんな 嘘、ささくれだった わたしの ゆび が 、冷酷さに辟易した その 素振り が 、夢見てるのかしら わたし ゆめみてるのかしら 。
損なった 響き 。おもいでが 苦みをふくんで なにも おこりは しない なかった そんな響き 。