定義

どこか倒錯してる人とか、偏執的だったりとか、そういう狂人の出てくる小説は好き。「ドグラ・マグラ」とか読み直さないといけないけど(だって中学生の頭で理解できるはずがない)、あれは面倒くさい。「ライ麦畑でつかまえて」のホールデンは狂ってるほうに入るのかしら、「バナナフィッシュにうってつけの日」のシーモアはどうかしら、「ロリータ」のハンバート、ここのところ読んだ小説の登場人物はみんな狂ってるや。もしかしたら「ソフィーの世界」のアルベルトでさえ狂ってるのかもしれない。ああそうか、小説って狂ってるものか。