徒然

http://d.hatena.ne.jp/tek_koc/20080410/1207781598
これ読んでたらなんかむくむく文章書きたい欲が。


だいたい独りでいるときにアイデアを思い付く。自転車を漕いでいる間など。けれどもひとと会うとそのアイデアぜんぶ吹き飛んでしまうので、芸術家というのは孤独でいなければいけないのか、など、さみしいことを考える。
私のアイデアというのは言語化するのが難しい。いや、しようと思えばできるような気もするけど、言語化したら「空気」のようなものが消えてしまうように感じられる。記号の限界がそこにはある。「空気」は大事なもの。たとえば色彩、たとえば気温、湿度、たとえば風の強さ、また、移ろいゆく感情であったり、そのほか、われわれの与り知らないlanguageを持つものたち。その「空気」を上手に表現するのが一流の小説家であって、一流の漫画家であって、一流の舞台芸術家なのかなと思う。
言語によって外堀を埋めるようにキーワードを断片的に提示していくのが私の詩の書き方だった。そうやって、単語と単語の隙間にある「空気」を表現しようとしていた。語彙力が拙いながらも。おそらくこれからもそういう風な表現をしていくのだろうと思う。小説でも演劇でも。