回らない頭でぼんやりと考える

ひとりでいた方が楽かもしれないと思ってしまったら、あとは早い。けれど人間が嫌いなわけじゃない。遠くからじっと、楽しそうな様子を見つめるのが結構好き。
夕暮れ時、向こうのグランドから歓声が聞こえてきて、風が木々を揺らす中を、ひとりで下校していく。いつだってそうだ。駐輪場に自転車を置いてるのは仲間内で自分だけだし、駐輪場まで一緒についてくる物好きはあまりいない。そこで私は言いようのない喪失感とか”I miss you.”的な思いを感じながら、でもすこし酔いしれて、砂利道のキャンパスを歩く。
こんな感じで、言い方はいくらでも婉曲的にできるし詩人のふりもできる。さみしいという感情について考えている。とても一方通行な感情。他人に押しつけたりする。こわい。
メランコリーを誰に吐露していいか分かんなくなってきたので仕方なく日記に書いて茶を濁す系。