面白かったよ!

一昨日フルコンプしたです。
ええと、別に私はチュンソフト信者でもなんでもないんですけど(てかこのソフト買うまでそんな会社知らなかったくらいの非ゲーマー)、これすごく面白いので、Wii持ってるひとは買えばいいです。大丈夫です。上のリンクにアフィはついてません。
私は滅多にゲームやらないし自分でも買わない人間なんですけど、twitterでの口コミを見て買いました。ファミ通クロスレビューで満点取ったゲームだとか、すげー面白いとか。偶然にも我が家には弟が買ったWiiがあったので、まあAmazonでぽちったら安いしとか思って、購入。ぽちるときに弟に「こういうゲーム買ってみるんだけど」って言ってみたら「ファミ通は信用ならんしなあ」と返されたけど。でもサウンドノベルで満点取るって相当だよなあ。(繰り返し述べますが、街っていうゲームも知りませんし、忌火起草っていうゲームも知りませんし、かまいたちの夜ってゲームはタイトルだけ知ってる程度の非ゲーマーです)
で、おそるおそる始めてみたのだけど、ほんとーに面白かった。サウンドノベルすごいなあと思った。まず、実写がよかった。ほんとにドラマか映画みたいだった。スケールのでかさで言うなら、映画寄りだと思う。実写とかちょっとクサい演出になるんじゃないかなーとか思ってたけど、全然そんなことはなかった。むしろ世界に入り込めた。実際に渋谷ロケしてるっていうのがまたいい。基本的には静止画で一部動画なんだけど、メイキング見たらほんとにセリフ喋って動いて走って泣いてるのね。ボイス入らないのに、脚本通りセリフ喋ってる。そこがすごいなーと思った。これはたぶん、ふつうのゲームの作り方じゃない。
シナリオとシステムもよかった。一時間ごとに区切りがついてて、『24』みたいだねーとは見たことないのに思った。一瞬パクりかと思ったけど、これがまた読み進めるのにいい単位なのよね。展開気になるところで「つづく」みたいな引き方されると、こっちとしては次週が気になる。違う。連ドラじゃないから次週とかない。でもそんな感じ。物語自体もどんでん返しがいっぱいあった。あれ全部推理できたらすごいと思う。システムとしては、いわゆるフローチャートが見える形になってて、選択肢の選び直しが容易。5人くらい主人公がいて、それぞれを並行させながら読み進めていくんだけど、Aさんの選択肢をこうしたらBさんがバッドエンドになっちゃう、みたいなことがたくさんある。だからそこをいじってやったりするのが、パズルを解くみたいで面白い。
私が一番面白いなーと思ったのはここで、『ひぐらしのなく頃に』とかで「あそこで圭一が魅音に人形を渡していたら惨劇は起こらなかったのに……」みたいなところをプレイヤーにいじらせてくれるシステム。たぶんほかにもそういうゲームあるっぽいんだけど。登場人物全員をハッピーエンドにさせてあげるためには、ここの選択肢も、あそこの選択肢も、間違ってはいけない、みたいな(まあもちろんストーリー進行に関係してこないブラフみたいな選択肢もあるわけだけど)。


ともかく、ここまで興奮したゲーム(というより小説orドラマor映画or演劇)は久しぶりでした。攻略サイト見ながらバッドエンド全回収も楽しかった。ていうか割とバッドエンド凝ってる。おもろい。あと攻略見ないとぜったいわからないような隠し要素もたくさんあった。どうやってそんなん見つけるの。。。
とりあえずサントラぽちってしまった私はすっかり信者と成り果ててしまったようです。


あ、奈須きのこのあれは、言うほど悪くないっていうか、ふつうに面白かったけどなあ。自分が奈須きのこ好きであの文体の耐性あるからってだけか。