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- 迷惑だったかな
- 作者: 南条あや
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/02/28
- メディア: 文庫
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- 期末結果。
奇跡の全科目平均超え。数Iでさえ平均の0.6点上ですよ。さらに嬉しかったのは現代文の記述問題が二重丸。芥川の「羅生門」からの出題で、とりあえず本当に嬉しかったので全文乗っけます。
問
最後の一文について。初稿では「下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ強盗を働きに急ぎつつあった」となっていたが、「下人の行方は、だれも知らない」と差し替えることによって、どのような効果が生まれたと考え得るか記せ。尚、回答には「寄り添えない」「救いがない(救いのない)」をそれぞれ一度は使い、100〜120字で記すこと。
初稿の表現では、まるで下人が意気揚々と出掛けているように見えるが、「だれも知らない」とすることで下人の生死すら不明にしている。これによって読者は最後まで下人に寄り添えないことになり、物語の後味も一層救いのないものになっている。
解答例の例文になってました。うっへっへ。記述問題で部分点ではなく満点もらったのは初めてでございます。
- 生吉本真悟ポワワ