第三話

最初の老婆ボイスの語りの内容は各回で微妙に違うようです。飛ばさずに聞きましょう。
「Dornröschen: Panorama」――「眠れる森の美女」第二幕パノラマ。戦闘シーン(違)で流れました。料理を食べ疲れたみゅうとが茨に包まれて眠る、その横で繰り広げられるエビネプリンセスチュチュの応酬。ゴンドラに乗っている演出がされてますが、「眠れる森の美女」では王子とリラの精がふたりゴンドラに乗って茨の城へ向かう演出があったような。うちのバレエ団だけなのかしら。奇しくも「オーロラ(みゅうと)を助けに行く王子(プリンセスチュチュ)」みたいな構図になってます。またもや王子と姫の逆転が。
知ってる曲はあまりなかったです。ピアノ曲が多く使われてたかな。エビネ登場で「カルメン」のハバネラ、食事のシーンで「ダッタン人の踊り」が流れた? あひるのテーマ曲はいろんなアレンジがあって面白いなあ。クラシックをこんだけいじれるとは。
回収されたのは「淋しさ」。ちょこんとルベランスして走り去るプリンセスチュチュが可愛いのなんの。

美貌と賢さと強さは授けられたけど、ただ一つ、王子様と結ばれない運命を背負ったお姫様

つД`)<なんてこったい
リアルと寓話が混ざり合った街。クラシックバレエのリアリティとファンタジーどちらの性質も併せ持つストーリーを体現するのには、割と都合のいい街でしょう。次回は「ジゼル」。