26回目
9/21。沖縄・久茂地献血ルームにて、血漿。ええ、いろいろあって沖縄に行ったんです。
滞在最終日、飛行機の時間まで少し余裕があったので県庁前の献血ルームへ。9時半の開室に合わせて行き、受付にカードを出すと「きょう飛行機には乗りますか」と。昼の便で帰りますと伝えると、ドクターに訊いてみるから待っててと言われた。OKが出ていつも通り問診と検査を済ませる。飛行機に乗ると気圧が変わって体調に影響が出るかもしれないから十分気をつけてねーということらしい。
さて献血本番は新人っぽい看護師さんに針を刺された。いつもの場所、右腕の真ん中の血管に針を刺されたが血が出てこない。ひえーすいませんー!って看護師さんが先輩看護師さんを呼んで、少し針先を動かしてもらったら無事に血が流れてきた。採血ミスられたの初めてかも。その後、内出血も痛みもないので良かった。
処遇品はご当地けんけつちゃん柄のタオル。観光地っぽい。待合ロビーのちんすこうやうまい棒を食べ、カップ3杯くらいの水分を摂って、那覇空港に向かった。
杉井ギサブロー版『銀河鉄道の夜』を劇場で観る
小さい頃、ビデオで繰り返し観た記憶がある。暗く、不気味で、けれども綺麗な作品だった。1985年と生まれる前に公開されたアニメーションだが、京都みなみ会館で1週間限定で上映されるのを知っていそいそと出掛けてきた。
はてな記法では時間指定ができないので、3分27秒からの「別離のテーマ」を聴きながらどうぞ。
「あ、あすこ石炭袋だよ。そらの孔だよ。」カムパネルラが少しそっちを避けるようにしながら天の川のひととこを指さしました。ジョバンニはそっちを見てまるでぎくっとしてしまいました。天の川の一とこに大きなまっくらな孔がどほんとあいているのです。その底がどれほど深いかその奥に何があるかいくら眼をこすってのぞいてもなんにも見えずただ眼がしんしんと痛むのでした。ジョバンニが云いました。
「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。」
サザンクロスを過ぎ、ふたりきりで座って語り合っていたら、突然カムパネルラが消え、後ろの車輌へ追いかけていくジョバンニ、という緩急あるシーンがとても切ない。ごうんごうんと石炭袋へ吸い込まれるように走る列車には暗いイメージが付き纏う。「どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう」とジョバンニは言うけれど、石炭袋の向こうは真っ暗で何も見えない。ふたりの旅は唐突に終わる。
観ている間、ずっと孤独を感じる映画だと思う。けれども、燃える蠍が体現したような「ほんとうのさいわい」を探し続けるためには、ひとりでも生きていかなければなあと思う。
WIRE12
http://www.wireweb.jp/12/
09以来2回目。こだまで行って踊って翌朝18きっぷで帰るというスケジュールでした。
行く前にWIRE12コンピと石野卓球のWIRE TRAX同時購入プレゼントに応募したら、A賞のSPECIAL VIEW AREA入場パスに当選してビックリ。DJブースの真裏の通路で群衆と乱れ飛ぶレーザー光線を楽しみました。以下、何聴いたかの覚え書き。
裏からTASAKA→電気も裏から(着替える瀧がちらちら見えて面白かった)→フロアに降りて途中からBUTCH→卓球でがっつり踊る→2ndでちょっとだけFRANK MÜLLER→裏からちょっとだけHELL→フロア後方の座席でKEN ISHII→裏からGARY BECK(聴きながら眠気が頂点に達して30分ほど死亡)→ごはんタイム(唐揚げ丼)→後方座席で聴いてたが居ても立っても居られずROBERT HOODでがっつり踊る→DERRICK MAYで溶ける
GARY BECKの攻め立ててくるような低音がほんと素晴らしくて、そのときに電池切れててもったいないことしたなーと思った……。元気だったら踊りまくってたよ。そして体育座りで意識朦朧の自分(22歳)と踊り狂ってる恋人(30代)の越えられない壁感……。というわけで今回のベストアクトはGARY BECKです。次点でFRANK MÜLLER、ROBERT HOOD。あ、電気は「Shangri-La」「虹」が聴けてよかったです(数少ない電気で知ってる曲)