第十三話

ついに「白鳥の湖」が語られ。
「Schwanensee」――「白鳥の湖」。もう説明するまでもありませんな。全幕通してのあらすじはまだ書いてなかったっけ。面倒だからwikipedia読んでくれ!(ちょう投げやり)
うわー、ここで「瀕死の白鳥」使うんだ。そのまんまだなあ。元々は「動物の謝肉祭」の中の「白鳥」という曲ですが、アンナ・パヴロワのために振り付けられた小品としてバレエファンの間では有名です。もちろん、今でも踊られます。白鳥が湖の上を滑る、という動きを表すために、ポワントを小刻みに動かすパ・ド・ブレというパがほぼ最初から最後まで続く難曲。白鳥が息絶える瞬間はこちらまで息を飲みます。ほんとに良い作品です。お薦め。


「私と、踊りましょう」口に出さなくても、身体はメッセージを伝えてくれます。そしてチュチュの愛のソロが始まる。曲目は「白鳥の湖」第一幕よりワルツ。第二話で、るうとあひるが組んで踊った曲。なんという皮肉な構造! そしてみゅうとの心が選んだのはどっちのお姫様?
そして、物語がひとつ、終わります。岡崎律子の歌に乗せて、OPでは独りで踊っていたチュチュがパ・ド・ドゥを組む相手は…。ドロッセルマイヤーも拍手。しかし、物語は次のステージへと続きます。